車の年間維持費ってどれくらい?平均目安から内訳、出費を抑える方法まで

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2023.03.08 UP

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車の年間維持費ってどれくらい?平均目安から内訳、出費を抑える方法まで

車を購入したときは、車体価格とは別に維持費も考えておくことが大切です。維持費は、車検代やガソリン代などさまざまな料金が発生します。そこでこの記事では、車の年間維持費は年間いくらかかるのか、目安や内訳を紹介します。維持費を節約する方法もぜひ参考にしてくださいね。

車の維持費に含まれる項目

車の維持費にはさまざまな項目があります。新車を購入した場合は車体価格をディーラーに支払いますが、それだけでは車が維持できません。しかし、車を維持するために必要な項目や、どれくらいかかるのか費用の目安がわからない方も多いですよね。

そこで、まずは維持費に含まれる項目を確認しておきましょう。維持費に含まれる項目を理解していなければ、税金や車検代などの支払いができない場合もあります。請求書が届いて焦るまえに、年間にかかる車の維持費を把握しましょう。

税金

車の維持費に含まれる項目 税金 出典:stock.adobe.com

税金は、車を維持するために必要な項目です。税金が未納の場合は車検を受けられません。また、新車で購入する際は、環境性能割や消費税が発生します。購入後には毎年支払う税金も発生してくるので、忘れないようにしましょう。
さらに、毎年払う税金では、普通車などにかかる自動車税と軽自動車にかかる軽自動車税、車検ごとに支払う自動車重量税もあります。この自動車重量税は、車検時までの期間分をまとめて納める仕組みです。新車は3年分、普段の車検では2年または1年分をまとめて支払います。

自動車税・軽自動車税

自動車税は、車の排気量に対して金額が決定する仕組みです。排気量の多い車になるほど、自動車税の金額は高くなります。年間で3〜11万円ほどの維持費がかかると把握しておきましょう。
また、自動車税と比較すると軽自動車税の方が維持費は安く済みます。年間にかかる軽自動車税は、乗用車タイプで10,800円、貨物用では5,000円になります。自家用車と営業車では、営業車の方が税金の維持費は安くなることが特徴で営業用は6,900円となっています。

しかし、新車登録から13年を超えた車の自動車税は増税されてしまいます。維持費を抑えたい場合は、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

自動車重量税

重量税は、購入時や車検ごとにかかる維持費です。こちらの金額は、車の重さによって金額は異なります。また、自動車取得税に代わって2019年に環境性能割へと変更されました。車の燃費性能に応じて減税されるため、エコカーに乗っている方は減税率が高くなります。

保険料

車の維持費として、保険料を忘れてはいけません。車の保険には自賠責保険料と任意保険料の2種類があります。自賠責保険料は、車を持っているすべての人が入る保険です。ただし、自賠責は賠償責任の金額が少ないため、任意保険に加入することで差額を補えます。

自賠責保険料

自賠責保険は、公道を走る全ての車が加入する必要のある保険です。普通自動車の保険料は20,010円(24ヶ月)、軽自動車の保険料は19,730円(24ヶ月)になります。
沖縄県(離島除く)の場合は自賠責保険料が普通自動車、軽自動車ともに10,650円(24ヶ月)となっているため通常よりも安く自賠責保険に加入することができます。

自賠責保険を契約する際は2年契約より5年契約というように長期で契約すると保険料がお得になるため、維持費の節約にもつながりますよ。

任意保険料

任意保険の加入は義務ではありません。しかし、自賠責保険ではカバーしきれない補償などが準備できるため、車所有者に加入を推奨しています。年齢や等級によって保険料は異なることが特徴で、維持費はかかりますが加入していると安心できる保険です。

整備・メンテナンス費用

車の維持費には、税金や保険料のほかに整備代やメンテナンス費用が発生します。また、車体が故障した場合は整備費用がかかります。そのほかにも、オイルの交換はなど定期的に行うべきメンテナンスもありますので、整備・メンテナンス費用は車を長く乗るための維持費だと考えておきましょう。

車検費用

車検費用も車に乗るための維持費のひとつです。車検を受けていない車は公道を走れない規則があるので、車に乗りたい場合は必要な費用であると覚えておきましょう。

こちらは、普通車と軽自動車で車検費用が異なります。また、重量税の違いや税金の違いも大きく影響しています。車検費用は、2年間に一度または1年間に一度の維持費だと考えましょう。

修理費用

車体の不具合や、事故を起こしたときは修理費用が発生します。車の維持費において、修理費用は大きな割合を占めることもあるでしょう。その中でもエアコンやパワーウィンドウは日常よく動かすため、壊れやすい場所です。修理費用での維持費はかかりますが、大切な項目です。

タイヤ・交換費用

車を毎日走らせていると、少しずつタイヤは消耗していきます。消耗したタイヤを交換しないとパンクやスリップ事故につながる恐れもあり、1本(1部分)でもタイヤの溝が1.6mm以下のものがある状態では車検の合格基準をクリアできません。

交換頻度は人それぞれでタイヤの種類や大きさ、交換先でも料金は異なります。しかし、命を守る大切な維持費として考えておきましょう。

エンジンオイル・交換費用

エンジンオイルの交換も、車を動かすための大切な維持費です。走行距離3,000〜5,000km、もしくは3〜6ヶ月で交換することが望ましいでしょう。
ショップでの交換費用は平均で3,000〜1万円が目安ですが、オイルの種類や量によって金額は異なります。

走行費用

自動車の走行費用も、維持費として考えておきたい費用です。マイカーでの通勤やお出かけでは、ガソリン代や高速代が発生します。走行費は1年でかかる費用がどれくらいなのか把握しておくことが大切です。

ガソリン代

マイカーでお出かけするときは、ガソリンが必要になります。また、通勤や通学、営業などで日常的に車を使って移動する際は頻繁にガソリンを入れなくてはいけません。そのため走行費の中でも占める割合として大きくなる項目のひとつがガソリン代です。

高速料金

マイカーで遠くに出かけるときや車での出張の際は、高速道路を使いますよね。どれくらいの頻度で使用するかは人それぞれですが、使用すると一般道にはない費用が発生します。また、有料道路を使用した場合も料金がかかるため維持費はかさむでしょう。

沖縄県ではETC割引が行われており、高速道路を使うと料金が割引になる可能性があります。高速道路を使用してお出かけすることが多い場合も料金が安くなるためお得です。

状況別の諸費用

車の維持費に含まれる項目 出典:stock.adobe.com

状況別の諸費用も、維持費を占める割合は高くなっています。駐車場の月額料金やマイカーのローン返済料金などがこちらに含まれます。そこでここからは、駐車場やローン返済の維持費について解説していくのでチェックしておきましょう。

駐車場の月額料金

マンションやアパート住まいの方は、家賃とは別に駐車場の月額料金がかかる場合もあります。地域や場所によって料金は異なりますが、全国平均では8,000円程度です。立地のよい場所ほど駐車場は高くなるため、維持費の中での割合は高まります。

ローン返済費用

マイカーローンを組んで車を購入した場合、毎月の返済費用が発生します。また、借り入れ期間や金利によって返済額は異なります。
たとえば、150万円を金利2%で借り入れることを想定した計算の場合、3年でローンを組んだときは月間43,000円の支払い、5年では月間26,000円となります。5年でローンを組むよりも3年返済の方が年間の維持費は高くなるので、自分に合った返済期間で支払ましょう。

車の年間維持費、平均目安はどれくらい?

車にかかる維持費を解説してきましたが、ここからは年間にかかる維持費を車の種類別に紹介します。平均目安がどのくらいか種類別に比較するので、ぜひ目を通してください。

軽自動車

軽自動車は、普通車に比べて年間にかかる維持費は安くなります。平均すると、維持費は年間で320,000~380,000円程度の計算となります。軽自動車は、税金や車検代などの項目で維持費が節約できるのです。

コンパクトカー(普通車1.5L)

コンパクトカーの年間にかかる維持費は、約387,000~430,000円ほどになります。普通車は税金や車検代が軽自動車より高くなるため、維持費の割合も高めです。5人家族の場合は、普通車のなかでも維持費が安く済むコンパクトカーがおすすめです。

Lクラスミニバン

普通車のLクラスミニバンは、ゆったりとした空間があり人気となっています。レジャーでも活躍できる車種ですが、年間の維持費は平均で約449,000~487,000円と高めです。また、税金やガソリン代の維持費が他の車種よりかかる点もおさえておきましょう。

EV・HV車

EV車は、ガソリン車と比較すると走行コストが節約できます。また、税金も減免されるため維持費は安く済みます。年間の平均維持費は約13~19万円です。維持費の節約を考えたい場合は、EV車が圧倒的におすすめですよ。

またHV車も走行コストの節約が可能です。HV車は、ガソリンエンジンとモーターの2つの原動力を持ち合わせています。そのため、ガソリンを給油する回数も減り維持費の節約にもつながります。

車の維持費を節約する方法

車を購入したあとも、維持費の問題は大きいですよね。そこでここからは、維持費を節約できる方法を紹介します。自動車の種類によって節約は可能なので、買い替えを検討している方は維持費の安い車種をチェックしましょう。

1.維持費の安い軽自動車かコンパクトカーを選ぶ

維持費をメインに車の購入を検討した場合は、軽自動車かコンパクトカーを選びましょう。家族構成によって、車の種類を分けて考えます。税金も安く燃費性の高い車種を選ぶことで、維持費の節約につながるでしょう。

2.燃費重視で維持費を節約

燃費重視で維持費の節約を考えた場合、ガソリン車よりEV車の方が圧倒的に強いです。EV車は電気を充電して走行するため、年間の電気代は約3~4万円になります。燃料代や燃費重視の方は、EV車がおすすめです。

3.ガソリンは安い場所で給油する

セルフ式のスタンドは比較的安くておすすめです。また、会員価格で割引のあるスタンドや、ポイント割引があるスタンドもあります。ガソリンは円高や円安の状況による変動が大きく影響されるため、安い場所での給油を心がけましょう。

4.メンテナンスを定期的におこなう

車は、先述したように修理費などの維持費にもお金がかかります。突発的な出費を抑えるためには、定期的なメンテナンスが大切です。オイル交換や定期点検をこまめに行うことで大きな修理や事故につながる可能性も低くなり、結果的に節約へとつながります。

乗り換えたほうがよいケースってあるの?

古い車は燃費も悪くなり、故障が増えてきます。そのため、ガソリン代や修理費の維持費がかさむのです。また、環境に配慮されない車は自動車税が重課され、維持費が高くなります。

5.カーリースを利用する

マイカーを常に新車の状態で乗り換えるには、カーリースがおすすめです。カーリースとは、利用したい契約期間だけ定額料金を支払い使用するサービスです。
契約期間が終了した場合は買取か返却、契約満了後にあらためて契約を結び直し、契約を延長する再リースの選択ができる仕組みとなっています。

古くなるとかさむ維持費はカーリースで解決!

カーリースの契約期間やプランはリース会社によって異なりますが、契約期間満了と共に新しい車へ乗り換えられるメリットがあります。車は古くなると維持費がかさむため、カーリースの活用でかさむ維持費を解決させましょう。
しかし多くのカーリースでは、車の残価を担保するために走行距離の制限が設けられています。超過した場合は追加料金が発生するため注意が必要です。
そのほかカーリースでは、原則として原状回復をした上で返却するのがルールです。事故を起こしてしまった場合は、修理費用が発生することもあるため注意が必要です。

保険料の見直しも節約につながる

車にかかる維持費の節約方法はさまざまありますが、保険料の見直しも節約につながりますよ。自動車保険には割引制度があるので、上手に活用していく方法がおすすめです。ここで紹介する割引をおさえて、保険料を見直していきましょう。

ゴールド割引

自動車免許がゴールドの場合、ゴールド割引が適応されて保険料が安くなります。割引率は目安として保険料の数%~10%前後の割引が適応されるため、加入している保険会社へ確認してみましょう。

新車割引

車を新車で購入した場合、新車割引が適応になります。 割引率や割引対象車種、新車の定義などは保険会社によって異なるため、割引の有無と合わせて条件も問い合わせしてみましょう。

早期更新割引

早期更新割引とは、特定の期日以内に更新手続きをすることで保険料を割り引いてくれる特約です。契約する保険会社を変更しない場合は、早期更新割引を活用して節約してみましょう。

エコカー割引

EV車やハイブリッド車では、エコカー割引が適応になります。対象車種などの割引条件は保険会社によって管理されている条件が異なるため、保険会社へ確認しておきましょう。

リサイクル部品使用割引

契約した車が事故をおこした場合、リサイクル部品を使用して修理することを契約時に決めることで割引が適応になります。ただし、初度登録年月から一定の期間を過ぎているなどの条件があるため、適応の有無や管理条件を確認することが大切です。

車の維持費を見直して年間の出費を抑えよう!

車を購入して維持するためには、さまざまな維持費が発生します。そのため、毎年どれくらいの維持費がかかるのか把握しておきましょう。また、車の種類などで管理費や税金、ガソリン代の節約も可能です。当記事で紹介した目安を参考に、維持費を見直してみましょう。

グーネット沖縄 編集部
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