【このクルマの良い点】 クラウンに搭載されるV6エンジンは非常に静かで、意外にも燃費がいいとことが気に入っています。ここぞというときにアクセルを踏み込むと、一気にレッドゾーンまでスムーズに吹き上がり、爆発的な加速度でスピードに乗れるのも楽しいです。ハンドリングも素直なのでサスペンションもしなやかに伸縮し、高級セダンとは思えない感覚でワインディングロードを駆け抜けられました。 購入時にフルオプションを選択しましたが、レザーシートやブラックウッドをふんだんに使用したインテリアは、ドアを開けたときに満足感に浸れます。エクステリアに関しては、文句なし。なんといっても、フロントグリルがかっこいい! あとは後席に座っても、オーディオやエアコンの操作ができるところは評価できるポイントです。空調(HOT&COOL)付きのレザーシート(ベンチレーションシート)や電動リクライニングなどもついているので、車内でも十分快適に過ごせましたよ。 【総合評価】 クラウン アスリートの走行性能の良さは、本当に評価できます。加速もスムーズですし、コーナリングも安定していましたから。乗り心地もいいので、長距離を運転しても全く疲れるようなことはありませんでした。遠出をした際に路面状況の悪いところを走行する機会が何度かありましたが、デコボコした道路でもほとんど衝撃はなかったかなと。サスペンションがしっかりと吸収してくれていたんでしょうね。 この200系アスリートは、国産セダンがまだ元気だったころの最後のモデルです。ただ、昨今のクラウンと比較すると、「いつかはクラウン」と本気で言えた最後のモデルかも知れません。もちろん、環境性能や安全性能は最新モデルのほうが格段に上がっているだろうとは思います。 ですが、抜群の走りと合わせて、トヨタが世界に誇る品質で仕上げたエクステリアとインテリアは、現代の車では味わうことのできない「憧れだったころのクラウン」を思う存分堪能できる一台なのかもしれません。
投稿日 : 2022年01月28日