【このクルマの良い点】 ハイエースはとにかく荷室が広いので、フラットな床面、車両前方にスライドさせ折り畳めるリアシートなど、使いみちに合わせたカーゴスペースを実現できます。リアシートを折り畳んだ状態の荷室長は2,470mmにも及ぶので、仕事で大きな荷物を運ぶときはもちろん、引っ越しするときなどにも役立ちました。休日には車中泊にも重宝しますし、自転車やバイクを積み込めばツーリングなどの遊びも楽しめる点もいいところだと思います。 2004年に200系のハイエースがデビューして以来、改良を重ねながら進化し続けていますが、車両の本質的な部分は変わっていません。長年人気の衰えない車なので、社外パーツメーカーから、あらゆるパーツが開発・発売されていて、自分好みのものが選べるのも魅力です。 エンジンや足廻りなどの動力性能向上パーツ、エクステリアやインテリアなどのドレスアップパーツ、荷室の使いみちに合わせたベッドキットやトランポ用品など、オーナーが希望するパーツの選択肢もたくさんあるのが何より嬉しいところかもしれません。 【総合評価】 荷室やパーツには全く問題のないハイエースですが、あえて欠点を挙げるとしたら、乗り心地があまりよくないところ。ハイエースはあくまでもバンですので、ある程度の積載量がないと跳ねる感覚があります。特に積雪の影響でデコボコした道路が多いところを走行する場合は、かなり跳ね上がることもありました。ハイエースに荷物をあまり積まないで、乗用ベースでの使用をするのであれば、乗り心地が多少なりとも改善されるようなアフターパーツを装備したほうがよさそうです。 ハイエースをさんざん使い倒したあとの下取り査定額にも、びっくりするかもしれません。この車の国内での中古車市場での人気はもちろんですが、ハイエースは海外でも大人気の車種です。なので、普通では考えられない買取価格を維持しています。所有しているときの満足感はもちろんですが、手放すときまでオーナー孝行をしてくれるハイエースは、豊かなカーライフを約束してくれる1台だと思います。
投稿日 : 2022年01月28日