ヴィッツ(トヨタ)の口コミ・評価：バランスの取れたベーシックコンパクト（2014年04月）

バランスの取れたベーシックコンパクト 投稿日：2015年04月30日※レビューの内容は投稿時のデータです。

3.6

【総合評価】
　女性ユーザーをターゲットに据えたパッソに対し、ヴィッツは幅広い層にアピールするトヨタのグローバルコンパクトだ。２０１０年のデビューから間もなく４年半。ボディが大きくなった３代目は居住性の拡大や荷室の使い勝手がグンとよくなったが、フィットやアクアの人気によってやや影の薄いモデルとなっている。２０１４年のマイチェンでは印象的なマスクが与えられたが、かつてのような勢いは感じられない。エンジンは１Ｌ、１．３Ｌ、１．５Ｌを設定し、１．５Ｌのスポーティグレード、ＲＳには５速ＭＴも設定される。どのエンジンも経済的でＣＶＴによるスムーズな加速が確かめられる。

【良い点】
　メインの１．３Ｌエンジンは１４年のマイチェンで経済性が向上し、同クラスではトップレベルの燃費をマークする。実際に都内を走り回っても実燃費は１７ｋｍ／Ｌと優秀で、ＦＦに標準のアイドリングストップ機構もさほど違和感はない。キャビンは大人４人乗車でも狭さを感じさせない広さが確保されている。

【悪い点】
　エンジンを回した際のノイズレベルがやや大きめ。ベーシックなＦはインパネの質感がもうひとつで、ややビジネスライクなまとまりだ。

• 外観3.0
• 乗り心地4.0
• 走行性能4.0
• 燃費・経済性4.0
• 価格4.0
• 内装3.0
• 装備3.0

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一条 孝

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