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【総合評価】
デビューしたときからスポーティな走りをウリとしてきたアテンザだが、その魅力の幅と奥行きは、3代目への進化で大きく拡大した。カギを握るのは、これまでの日本車にはなかった色気を漂わせるスタイルと、マツダ自慢のクリーンディーゼルであるスカイアクティブD2.2だ。バリエーションはセダンとワゴンの2タイプで、セダンのボディ(全長&ホイールベース)はDセグメントとしては大柄。その理由は、北米市場や新興国のニーズを重視したことにある。
【良い点】
スカイアクティブD2.2の性能は175馬力/42.8?m。見どころはガソリン4Lクラスに匹敵するぶっといトルクで、しかもトルクピークは2000回転なのだから、右足に力を込めればどんな場面でもグイグイとくる力感ある加速を楽しませてくれる。
加えて、低圧縮比を特徴とするマツダのクリーンディーゼルは、振動・騒音のレベルが低く(欧州の最新4気筒ディーゼルと比べてもカラカラ音やブルブル振動が小さい)、快適性に優れるのもいいところ。5000回転の半ばまで気持ちよく吹ける高回転性能や、「スポーティ」と表現できるパワー感も見逃せないところで、ディーゼルのイメージを一変させる存在だ。当然、燃費への期待度も高いと思われるが、もっとも得意とするのはハイペースの高速クルーズ。ハイブリッドもビックリの数値を叩き出すことが可能だ。
また、「フルスカイアクティブ」を採用する最新マツダ車は、操縦安定性のレベルも高い。19インチタイヤを標準で履くXD・Lパッケージは、ダイレクト感ある骨太のハンドリングと高い限界性能を誇る。
【悪い点】
ルックス面では100点満点だが、走りの面では19インチタイヤが足を引っ張るところもある。まずは乗り心地で、低速域のゴツつきが快適性をスポイルしている。また、17インチタイヤ装着車と比べると、ステアリング中立のフィールにクセがあるのも気になる点。手ごたえ感が少しだけ抜けた印象で、レーンチェンジやS字コーナーの場面で、挙動のつながりや一体感が削がれる傾向があるのだ。また、日常の扱いやすさや駐車のことを考えると、大柄なボディがちょっと……というケースもあるだろう。
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総合評価
外観のデザイン・ボディカラー | 走行性能 | 乗り心地 | 価格 |
---|---|---|---|
4.7 | 4.6 | 4.4 | 4.1 |
内装・インテリアデザイン・質感 | 燃費・経済性 | 装備 | |
4.3 | 4.2 | 4.3 |
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108.2
39.4
21