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投稿者評価
平均
【総合評価】
3列シート全盛期に高級雰囲気を持った大人のワゴンとして、今のステーションワゴンのデザインを先取りした上質感溢れる車でしたが残念ながら全くヒットしなかった。その頃のワゴンと云えば、Eクラス・Cクラス・5シリーズ・3シリーズ・ボルボ・レガシィ等まだまだライトバンのボディスタイルから抜け出せていなかったので貴重な存在でした。エンジンもV6を用意し廉価版として4気筒をラインナップしていたがこのボディ車重では3リッターしか本来の味を出せていなかったでしょう。コンセプトは良かったが時代が悪かった、その一言です。
【良い点】
スタイリッシュワゴンとしては高い天井と広い前後の足元。高速道路走行での省燃費運転に答える5速AT。当時の標準装備にしては充分なプレミアムサウンドの音響設備。オプションのウッドパネルを使用しての見た目は豪華に見える内装。少々いじって車高をダウンしたりワイドタイヤを履かせたりツインテールマフラー等の思っても見ない程の化け具合の素地。
【悪い点】
あくまでトヨタ車と比べての比較ですが、当時はまだ高級車を作り慣れていないホンダなので細部の仕上げや各スィッチ類を作動させたときの各機能の動き具合が興ざめ特にパワーウインドウ。居住性とデザイン重視なのでマイナス点とはならないが奥行きが有るだけで思った程積めないトランク。FFなので仕方ないが切れ角の少ないステアリング、FRに乗り馴れていると驚く。直4よりは全然良いがV6エンジンのスムーズさが乏しい、直6のシルキーさと比べるのが酷だが同時期のトヨタ・日産に比べると荒々しさが感じられ、遮音等もお粗末。同じV6を3台乗り継ぎ30万km程走行し、個体差があまりにも有り、どれが本当の実力か解らない。これも当時の高級車作りに慣れていないからと思われる。酷い事ばかり書いてきたが指摘すればと云う事で、それでも全体のコンセプトが気に入って乗り継いでいる。この様な車は無いので充分満足している。今では価格もこなれているので安価に高級気分を味わえるのではないか。
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総合評価
外観のデザイン・ボディカラー | 走行性能 | 乗り心地 | 価格 |
---|---|---|---|
4.5 | 4.7 | 4.6 | 4.3 |
内装・インテリアデザイン・質感 | 燃費・経済性 | 装備 | |
4.6 | 3.8 | 4.1 |